INTERVIEW 電気系2021年入社
INTERVIEW 電気系2021年入社
大学では電子情報学を学び、特に通信関係の研究に力を入れました。就職もその延長線上で考えていたため、当初は通信関係のメーカーに絞って活動していました。技研を知ったのは、合同説明会がきっかけです。高速道路の電気通信設備に対しても、電気や通信の知識が活かせる仕事ができることを知り、興味を持ちました。
私はバイクが趣味で、学生時代は信州まで走ったり、四国一周をしたり、ツーリングを楽しんでいました。日頃から高速道路は頻繁に利用しており、身近な存在でした。最初は社名すら知りませんでしたが、高速道路はとても身近な存在であることを思い出し、技研をとても意識するようになりました。
私には就活の軸が3つありました。1つは地元関西で働けること、2つめは大学で学んだ知識が活かせること、3つめは会社の安定性です。これらの条件をクリアしたのが技研でした。特に、阪神高速道路(株)のグループ会社で安定していることや、高速道路を支えるコンサルティング業務に携われること、高速道路の電気通信設備のスケールの大きさに魅力を感じました。
また、年間休日の多さや有給休暇の取得率の高さも魅力的でした。なぜなら、仕事内容にこだわりたい一方、仕事以外の時間も重視したかったからです。おかげで今は、土日はしっかり休んでバイクで出掛けたり、小・中・高・大と続けてきたバスケットボールを楽しんだりして、オンもオフも充実しています。
入社後1年半は、電気通信設備工事の積算業務を担当しました。道路照明や非常電話、料金所のETC設備など、「阪神高速道路(株)がこれらの工事を発注する際の工事費の算定を支援する」のが技研の積算業務で、電気や通信、さらには設計の知識も必要とされる重要な仕事です。当初は不安もありましたが、先輩方が丁寧に指導してくださるので、スムーズに仕事を覚えることができました。
その後、積算から設計の担当に変わり、現在は電気通信設備の設計業務に取り組んでいます。阪神高速道路(株)が工事発注を行うための設計図や仕様書の作成が主な業務内容です。積算業務での経験を活かしつつ、新たな業務として設計の方法を学んでいるところです。
大学で学んだ電気の基礎知識は必要不可欠ですが、それはごく一部です。阪神高速の電気通信設備は専門的な分野が多く、最初は打ち合わせに出ても初めて聞く用語ばかりでした。このような時は、先輩方が丁寧に指導してくださり、分からないこと、知らないことは何でも質問して解決できます。
学生時代に経験し学んできたことを基礎にして、社会人として必要なことは新しい知識をどんどん吸収していく力だと思います。勉強することがたくさんあるので、前向きに学び続ける姿勢が不可欠です。私も先輩に勧められて、設計に関連する資格試験の勉強を始めました。何事にも意欲的で、常に「なぜ?」を追い求める。そういう意識や能力が最も大切だと思います。
入社後初めて担当したのが新神戸トンネル通信設備工事の積算業務でした。毎日の通勤に使う身近な道路ということもあって、工事に関われること自体が嬉しく、やりがいを感じました。また、天保山大橋の照明の積算も印象に残っています。先輩に教わりながら進めた仕事ですが、完了したときの達成感はとても大きかったです。
完成した設計資料を基に、根拠を持って数字を積み上げていくのが積算の面白さですが、設計では自分の考えを図面に反映させることができます。図面が完成し発注まで完遂できれば、その分やりがいは大きくなると思います。今はまだ経験していないその瞬間を楽しみにしているところです。
設計の業務でスキルアップしていくのが当面の目標です。
ひと言で電気、通信と言っても、高速道路の電気通信設備設計を行うには、受配電からネットワークまで、技術的にカバーする範囲が広いので多様な知識に加え、考え方の柔軟さも求められます。先輩方が困難と思われる課題に対して、知識と経験に基づく多くの引き出しから解を導き出していく姿を見ていると、私も普段から物事を深く考えることを意識して経験を積み、先輩のサポートなしで仕事ができるように早くなりたいです。
技術は日々進歩するのでゴールはありませんが、「あいつなら大丈夫」と認められるよう努力していきたいです。
自分が携わった仕事が形になって、人や地域、社会に貢献できることです。
高速道路は現代社会にはなくてはならないもの。その一端を担えることに誇りを感じます。積算も設計もそれ自体は形として分かりにくいですが、工事が完了して大きな完成形になると、一生懸命に取り組んだ仕事が高速道路の安全や使いやすさにつながっている実感が持てます。
また、業務以外では休日がしっかり取れることにも満足しています。やりがいのある仕事と充実した休日の両方が手に入りました。