施工管理 現場担当者インタビュー

いくつも現場を体験した。本当の醍醐味も見つかった。いくつも現場を体験した。本当の醍醐味も見つかった。

2012年入社 施工管理室

設計、積算、規格、施工管理など幅広い業務に従事。「淀川左岸線」の建設工事では計画段階から関わり、電気設備の設計積算を担当。さらに2015年からは「大和川線」の建設プロジェクトに関わり、電気設備の主担当をしながら現場事務所のリーダー役を務める。

「大和川線」建設工事に参加。
現場でしか経験できない達成感を共有。

Q. 現在携わっている仕事は何ですか?

2020年3月に全線が開通した「大和川線」建設の電気設備工事に着工段階から関わり、5年余りにわたって電気設備の主担当を務めながら、現場事務所のリーダー役として工事現場を統括する仕事に携わりました。電気設備は、夜間の道路を明るく照らす照明器具から電力の変電設備、通信設備、ETCにいたるまで多種多様。他の設備に比べて設置数が圧倒的に多いため、工期に間に合うかどうかのギリギリのところで綱渡りを余儀なくされる場面も。でも、メンバー全員の頑張りで予定通り開通。工事現場でしか味わえない特別な達成感と満足感を、全員で共有しました。

発注者の視点で現場を管理し、
工事をマネジメントする仕事。

Q. 具体的な仕事の内容を教えてください。

一概に「施工管理」といっても、会社によって仕事の中身は違います。
建設会社の場合は、現場作業者を指揮して工事の品質と工程を管理するのが仕事。それに対して阪神高速技研の施工管理は、発注者である阪神高速道路(株)と建設会社のリーダー役の中立ち、工事日程や作業手順などを確認、設計者の意向を反映した工事図面を精査、工事材料の品質や工程の進捗状況を確認するのが大きな仕事です。
発注者の視点に立って工事が目指す方向に正しく進んでいるかどうかを見極め、工事完了まで現場の舵取りにあたるコントローラ。それが当社の施工管理技術者です。

自分の提案が工事に反映され、
カタチになって具体化した時。

Q. やりがいを感じるのはどんなところですか?

阪神高速道路の仕事に携わるようになって20年余り。その間、設計、積算、規格、施工管理などさまざまな業務を経験し、幅広い分野の知識とスキルを学びました。今はそれが、自分の強み。設計の意図や狙いが工事に反映されているか、工事を変更すればコストがどれだけ増えるかなど、さまざまな問題をこれまでの経験と知識に照らして判断し、問題提起や提案ができるからです。阪神高速道路(株)の担当者との間で信頼関係が生まれ、相談を持ちかけられることもしばしば。
自分の考えやアイデアが認められ、最終決定されてカタチになることほど、嬉しいことはありません。施工管理の仕事の面白さを実感できる瞬間です。

専門知識を広く学ぶこと。
ジョブローテーションが人を育てる。

Q. 施工管理に求められる資質とは何ですか?

施工管理技術者は、工事が間違った方向に進まないように現場の舵取りをするのが仕事。そこでものを言うのは、広範な専門知識です。
幅広い知識は、施工管理の仕事をいくら深く掘り下げても得られません。設計や積算など異分野の仕事を経験する中で、少しずつ身に付くものであることを、私は自分の経験で知っています。阪神高速技研は、ジョブローテーションによってオールマイティな知識を持った技術者の育成に力を入れています。
少し時間はかかっても、さまざまな実務経験を積むことで「引き出し」は増え、周囲の信頼も高まるでしょう。そして成長したその先に、きっとみなさんが知らない施工管理の本当の醍醐味が見えてくるはずです。

トップにも意見が通る。
風通しの良さがいちばんの良さ。

Q. 会社の良さを教えてください。

阪神⾼速技研は、⼈数も200名余りと⽐較的コンパクト。でも、それだけ社員⼀⼈ひとりの意⾒が通りやすいという良さもあります。
先日、われわれ現場社員と経営トップがざっくばらんに直接話せる機会がありました。阪神⾼速技研の⾵通しの良さを⽰す、何よりもの証だと私は思います。

フットサルの同好会に参加。
若手と一緒にゴルフも楽しむ。

Q. 休みの日の過ごし方を教えてください。

中学生の頃からサッカーが大好きで、会社の「フットサル同好会」に参加しています(他にボーリング同好会もあり)。
ポジションは、キーパー。一番楽なポジションです(笑)。終わってからたまに交流会もします。また仲間に誘われて、年に数回ゴルフもします。コースを回りますが、まだまだ初心者。遠くに飛ばそうとして力任せに打つせいで、ラウンドすると必ずゴルフボールが1ケースなくなります…。でも社外で若い人と交流できる時間は楽しい。これからも誘ってもらえるような先輩になっていたいと思います。

今でも忘れない出来事

何もかも「初」だった
「大和川線」建設プロジェクト

2020年3月に全線開通した「大和川線」は、これまでの阪神高速とは異なる点がいくつもあります。トンネルの少ない阪神高速道路において、総延長10km弱におよぶ3本の都市内長大トンネルが建設されたこと。異なる工法の複合トンネルでつくられたこと。そんな「初物づくし」の工事は、一度も経験がありません。しかも施設工事着工から5年間同じ現場で過ごし、完成を見届けられたのも初めて。今までと違った経験がいくつもできて、初めて分かったことも1つや2つではありません。いろいろな意味で、「大和川線」は生涯忘れることのできないプロジェクトになりました。

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