去る4月11日、当社と中国・江蘇高速公路工程養護技術有限公司との間で「合作協議書」が締結されました。
2014年5月に阪神高速道路㈱が、江蘇省内高速道路の80%の経営権を保有する江蘇交通控股有限公司と「覚書」を交わしましたが、同公司ではその後、道路メンテナンスの技術研究を専らとする江蘇省道路養護工程技術研究センターを設立し、併せて企業部門として江蘇高速公路工程養護技術有限公司を併設しました。
このたび互いの子会社が、三年前の「覚書」をさらに一歩進めた「合作協議書」を締結しましたが、蘇通大橋など長江を跨ぐ数多くの長大橋や3,000kmを超える高速道路を保有する江蘇交通控股有限公司では早い段階から阪神高速グループとの道路・橋梁の維持管理に係る合作を希望されていました。
同公司からは蔡仁傑・董事長(代表取締役社長に相当)を団長する訪日考察団一行7名が4月10日から5泊6日の予定で来日されました。
一行は11日午前の阪神高速道路㈱への表敬訪問に引き続き、この署名式に参加されたほか、西船場JCT工事現場や震災資料保管庫の見学などをされました。
今回の「合作協議書」締結により、当社並びに阪申土木技術諮詢(上海)有限公司を窓口にした阪神高速グループと江蘇省道路関係機関・企業との技術交流とビジネス関係構築が大いに期待される情況となってきました。